マンション管理組合の経費削減

Uncategorized

私が住んでいるマンションは2005年竣工。それから15年以上が経ちました。これくらい経過したマンションとなると、いろいろな問題が出てきます。放っておくと管理費や修繕積立費が高くなってしまったりします。なので、生活経費節約の一環としてマンション管理組合の活動にも積極的に参加しています。

前提として小規模なマンションです

うちのマンションは20戸程度の小規模マンションです。小規模マンションの宿命として管理費や修繕積立費は高くなってしまいますが、一方で管理組合の組合員数が少なく合意形成がしやすいので、組合に関与しやすいというメリットはあります。

マンション購入される場合には、これもひとつのポイントとして検討されてはいかがでしょうか。

宅配ロッカーのメンテナンス契約の解除

宅配ロッカーには年間3-4万円程度の定期メンテナンス契約が組まれていました。ただこの契約を結んでいても、宅配ボックスにエラーなどが出たときにはスポットで修理対応費をとられていて、それならメンテナンス費用を払う必要がないということで見直しを考えました。

実際この定期メンテナンスで行われていたことは、電池入れ替えと配達伝票に押すハンコ用のインク補充だと私は予想しました。まず宅配ロッカーの取り扱い説明書を管理会社を通じて見せてもらい電池の交換はそれほど難しい作業でないとわかりました。インクの補充はやや難易度高そうでしたが、置き配が許される時代にハンコがうまく押せなかったとしても配達会社の方にはそれほど大きな問題とはならないと思いました。

解約から2年くらい経ちます。本当に良かったのかどうかは、長期的に不具合が出ないかどうかを見ていく必要がありますが、今のところ問題は出ていませんし、最悪スポットでの修理対応を依頼することはできます(ただしこれはたとえば5つの宅配ボックスがあるとして故障した1つのボックスしかスポットでは対応せず、他ボックスは見ないよというメンテナンス会社の説明)。このまま10年くらい行ければ、宅配ボックスを更新できるくらいの費用を節約できることになるはずです。

共用部の電力会社変更

共用部の電力会社も、家庭用と同じように電力自由化で、東京電力以外の会社に変えることができます。調べたところ、あまり電力会社の選択肢は多くないのですが、その中でもループ電気さんが安いということで、ループ電気さんに変更しました。

これで電気代が3〜5パーセントくらい(契約当時)安くなりました。微々たるものとはいえ、毎年のことですから、積み重ねると大きな差になります。

2020年、2021年に発電燃料価格の高騰の問題があり、契約によっては東京電力よりも高くなるケースや電力会社が事業撤退するケースも出ているという話を聞きましたが、ループ電気さんはどうやら大丈夫のようです。今後も安定供給をお願いします。

2022年11月現在、ループ電気さんは共用部の電力切り替えを受け付けていないようです。時代の流れはおそろしいものです。

ERROR: The request could not be satisfied

共用部電子ブレーカー導入

共用部の配電盤には、家庭の配電盤と同じようにブレーカーがついています。過剰な電圧がかかると、落ちる仕組みになっているということです。このブレーカーを電子ブレーカーなるものに替えると電気代が大きく下がるということなので、変えてみました。

電子ブレーカーについて素人ながらの認識で説明します。まず、共用部の中で大きな電気を使う設備はエレベーターです。エレベーターが動くときだけぐっと電気消費量が増えます。そのため、共用部の電力契約のうちの動力契約はエレベーター使用時の大きな電気消費量に合わせて余裕のある容量で設定されています。ところが、電子ブレーカーはエレベーターの使用時に一気に電気量が上がるのを抑える機能をもっています。その結果、これまでよりも最大容量が小さい動力部の契約し直すことができ、電気代が下がるということです。

電子ブレーカー導入から半年くらいですが、毎月の電気代は20パーセントくらい下がっているのではないでしょうか。不具合も起きていません。

電子ブレーカーの導入には初期費用がかかります。うちのマンションの場合は20〜30万円でした。安くない費用ではありますが、おそらく3年くらいでもとをとることができ、その後の節約効果は相当大きいと思います。

電子ブレーカーについては、強引な営業がかつてあったせいか、あやしいというイメージもあるようですが、マンション管理について紹介してあるブログなどでもよく紹介してあるので、節約成功例は多いのではないでしょうか。困っている方は一考の価値ありだと思います。

警備システム用の電話回線の解約

共用部の警備システムは警備会社と電話回線を通じてつながっています。警備会社はシステム上に異常が発生していないか確認をとるため、電話回線を通じて1日に何度もシステムにアクセスしているのです。この回線の費用は、警備費用とは別に年間4-5万円かかっていました。これなんとかならないものかと思い、電話回線をソフトバンク系列のおとくラインにして安くできないかなど、何年も検討してきました。

結果、今は回線が不要になり、解約しました。いろいろ管理会社に相談する中で、警備会社の提供する携帯電話のような機器に置き換えることになり、この機器を通じて警備会社はシステムにアクセスするようになったのです。導入費用として約10万円かかるのですが、それでも2年でその分を節約できる金額ですので、すぐに導入が決まりました。

コツコツ調べて見積もりをとる

まとめとして言うと、マンション管理組合でかかっている各費用をひとつひとつどうにかならないものかと検討し、調べて、見積もりとってとやっているうちに、節約できたところがいくつか出てきました。

多くのマンションでは数回の大規模修繕を行うと修繕積立費不足に陥ってしまうのが当たり前の流れとなってしまっています。修繕積立金徴収月額を値上げは管理費とは別の問題ですが、毎月の住居費が上がってしまうことには変わりありません。将来の住居費を抑えるために、管理費の中で早めに節約できるところは手を打ってみてはいかがでしょうか。

タイトルとURLをコピーしました